こんちは!こおち(@okawari_kochi)です。
さてさて、ここ高知では地元民もお待ちかねの食べ物があります。
ただ、この”子“は季節限定 且つ、その日の内じゃないと駄目な 織姫 のような”子“なんです!
・旬はいつ?食べれる場所は?
・ロウソクって・・・なに?
今回は 一度食べたら忘れられない味、高知県中土佐町の「メジカの新子」を紹介します。
・生で食べるのは その日が鉄則
・モチモチとフレッシュのコラボ
高知県中土佐町とは
場所は高知県中西部に位置し、高知市から車で約50分。
カツオの一本釣りが有名で、市場には朝どれ・昼どれの新鮮な魚介類や野菜が並びます。

市場では干物や地元の果物、店内で食べられる魚介の丼物があるよ~
幻の魚 新子をすすめる4つの理由
8月中旬、中土佐町には期間限定である新子を求めて、多くの人が集まってきます。
ここでは、地元民だけでなく、多くのファンを虜 にする魅力について詳しく説明します。
新子は鮮度が落ちやすい
メジカの新子とは生後1年未満のソウダガツオの稚魚、つまりカツオの子供。
一年目で新しい子という意味で「新子(しんこ)」と呼ばれています。

なかでも特に小さいサイズはロウソクって呼んでいるんだよ~
足がとても早い魚 で、刺身は釣ったその日にしか食べることが出来ません。
その早さはゴマサバの2倍以上と言われており、地元以外で食するのは中々難しいです。
裏を返せば、鮮度が落ちやすいから、口にする時が一番美味しい時、と言うことになります。
モチモチの食感
食べると弾力で歯が弾き飛ばされる、赤身魚とは思えない モチモチ とした食感が特徴的です。
一度口に入れると、また一口と、やめれない!とめれない!忘れられない!魅惑の味にハマってしまうんです。
主役を引き立てる名脇役
そして、食するにあたり無くてはならない薬味があります。
中土佐流は皮と血合いを取り除いた新子に、仏手柑 の果皮を削り、果汁をふり掛けます。
ちなみに、となり街の須崎流は皮を残してブツ切りにし、ツマには土佐郷土料理の名脇役、はす芋(りゅうきゅう)を添える違いがあります。
こうして できあがった、モチモチの新子とフレッシュな仏手柑の コラボ が沢山のファンを魅了しています。
シメのメシ
最後の一滴まで残しません。
器には醤油と果汁が残りますが、この新子のダシが出たタレをご飯にかけ、最高のシメ料理ができあがるのです。

このダシを温かい天空米にかけたら、おかわり何杯もできそうだね~
注意点して頂きたい4点
旬が夏の僅かな期間、しかも鮮度が命であるメジカの新子。
だからこそ、注意する点 が4つあります。
入荷について
魚の入荷は当日の10時~11時頃に分かるので、市場への問い合わせをしたほうが間違いないです。
食べれない日もある
刺身の場合、釣ってから約半日しか食べれないため、その日の朝に捕れた分しか販売していません。
よって、漁師さんの水揚げが少なかったり、悪天候で漁に出れなかったら、残念ながら味わうことができないんです・・・
並んでいても買えない時もある
購入する列に並んでいても、途中で売り切れてしまうことがあります。
市場の方もできるだけ早く刺身を提供することに精一杯で、あと何人に提供できるのか把握が難しいんですよね。
自分の体と相談
新子は 自分の体調が良くない時 に食べると当たってしまうことがあります。
これは食べ慣れた漁師さんや地元の方も気をつけていることなんです。

美味しく食べてもらいたいから、当日は自分の体調と相談をしてくださいね~
須崎流と食べ比べて見た
中土佐流 新子
皮と血合いがついてないが、しっかりとしたモチモチ食感がたまらない。
さっぱりとした仏手柑が口いっぱいに広がり、ロウソク新子の旨味が追いかけてきます。
シメのメシ も、しっかりとダシが浸透し、持った箸がとまりません。
間違いなく、忘れられない味です。
須崎流 新子
皮と血合いがついていて、身の味を引き立てます。
ブツ切りにされているが、モチモチ食感は全く失われていません。
シャキシャキはす芋との合わせ技は、想像を超える美味しさです。
みんなの口コミ
幻の味覚。「メジカの新子(しんこ)あります」の文字が揺れる。久礼大正町市場(中土佐町)。今が旬。女将さんたちが鮮やかにさばく。足(鮮度劣化)が早く、釣った漁船の上か漁港で食べるのが一番。ブシュカンの皮をすり下ろし、果汁をたっぷり。醤油をかけて口の中へ。モチモチとした食感がたまらない。 pic.twitter.com/hbEk2erDQG
— 笠原雅俊 (@UJqitkzdsekRONR) August 24, 2019
新子(シロス)と柏島産ハマチ
高知県中土佐町久礼
山本鮮魚店まず新子が何か知らずに頼みました←
新子=若メジカ=さらにクロス=マルソウダとシロス=ヒラソウダがあって、鮮度が落ちやすく、食べられる期間も限られてるらしい。スミカンの削り皮と絞った果汁+醤油で、とにかく美味しかった。 pic.twitter.com/vln4U6Dp0V
— Mitsuki Sotoma (@mitsuki_123) September 16, 2020
高知旅。中土佐町で今だけのメジカの新子を食す。擦った仏手柑がいい仕事してるしモッチモチだし!魚好きは死ぬまでに一度は食べた方がいいと思う! https://t.co/RawzwQvRWi pic.twitter.com/ps2trwn1Yg
— タビトラ (@tabitora1013) August 8, 2018
販売の場所
店名 | 久礼大正町市場 |
住所 | 高知県高岡郡中土佐町久礼6372 |
地図 | |
営業時間 | 10:00頃~14:00(食堂) |
定休日 | 各店舗による(下記、詳細より ご確認下さい) |
電話 | 各店舗による(下記、詳細より ご確認下さい) |
詳細 | 久礼大正町市場ホームページ |

地元の台所、久礼大正市場は明治時代から続く長い歴史があるんだよ~
まとめ
以上、モチモチ食感がたまらない 中土佐流「メジカの新子」をご紹介しました。
当日まで会えるかどうかわからない… ドキドキしますよね。
皆さんもぜひ、幻の味を堪能してみて下さい。
高知をおかわりー